素晴らしい青空、満開の桜、絶好の吟行日和となりました!
午前中は黒壁スクエアを中心とした市街地から、長浜御坊の名で知られる大通寺へ。多くの人で賑わっています。湖国随一の観光地と言われるのも肯けます。
本日は珍しいものをお見せ致しましょう。一つ目は「梲」うだつです。「うだつがあがらない」って言いますよね 。元々は隣家への延焼を防ぐ為のものだったのですが、時代と共に裕福の象徴になりました。画面、右の雨樋のところ、二重線のある四角いでっぱりがそれです。
おや?この写真、思いがけず、かつじさんと椅子のコラボになっていますね!(笑)
第二弾!「長浜タワー」
皆さん、長浜行ったら、上向いて歩きましょう!
上には登れなさそうですね!完全なオブジェです。現代のうだつ?
三つ目は「琵琶マス」10万年前、アマゴの中で琵琶湖に降りてきて、独自の進化を遂げました。
さて市街地の終点は『大通寺』
ちょうど「あせび展」の開催中でした。
午後からは、長浜城天守閣。一面の桜です。
天守閣からの眺め。気分は羽柴秀吉。
ということで、句会です。
高得点句は!
本堂の波打つ畳花あしび 石飛八代恵
これは大通寺で開催されたいた「あせび展」を詠んだ句ですね。馬酔木はちょうど今頃、白い房状の小さな花をたくさんつけます。まるでさざなみのように。大広間の畳は、細かく編まれた藺草が連なって、大きく波打っています。
吟行ならではの題材と、小さなものから大きな場所への視点の変化が見事です。
ナイフ持つ君の微笑み桜咲く 山口 良臣
家族でお花見に来てお弁当を広げているのでしょうか?デザートのリンゴを君が剥いています。ふと目が合って、ドキっとしたのですね。何か思い当たる節があるのでしょうか?などと想像が膨らみます。吟行句としてはその土地ならではの景が弱いのでは?との意見も。
最高点句のとびちゃん!
打ち上げは、駅前の成駒家さん!
下見から当日のお土産まで、お世話いただいた佐藤香珠さん、ありがとうございました!